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3週間で100話の良質なAI怪談を生み出した手法とプロンプトについて

“ログイン 会員登録 3週間で100話の良質なAI怪談を生み出した手法とプロンプトについて 319 花笠 2025年7月7日 01:45 3週間で、100話のAI怪談を作りました。 この記事では、その具体的な創作プロセスと、実際に使用したプロンプト内容をノウハウとして公開します。 ※怪談として設計してますが、他の短編でもいけます なぜ、私はAIと怪談を100話も創ることになったのか はじめまして。花笠と申します。 普段はAIを活用した実験作品やAIイラストを生成して遊んでいます。ChatGPT 3.5登場以降、例に漏れずAIの世界にのめり込み、AIを活用し、さまざまな事に挑戦しています。 そんな中、私はずっと物語が作りたい、と思いがありました。ただ、私には文才がない。それは、手の届かない夢物語のはず、でした。 怪談を作るきっかけとなったのは、いつもの実験精神です。 普段からコーティングや企画作業ではCursorを通じて Gemini 2.5 Proモデルを愛用していました。 その一環で「Gemini 2.5 Proの物語生成能力を確かめたい」という気持ちが湧いてきました。 本業がエンタメ業なので、本業での活用や、何かのエンタメサービスとして打ち出せるかもしれない、そんな思いから、このモデルを突き詰めて実験することにしました。 せっかくなので、自分の大好きな「ホラー」を。 さらに組み合わせるのが難しそうな 「AI」をテーマに含めることにしました。 試行錯誤をしながら何度もプロンプトを突き詰めました。 結果、生成された物語に、唖然としました。 あまりに好み。あまりに面白い。 短い文章の中に伏線を張り、 にやりと、ほろりと、ゾクッとする感情を、見事に描き出すのです。 今まで本業で何冊もエンタメ書籍をプロデュースしてるので、物語を見る目は、そこまで悪いわけではないはず。 そんな私が読んでも、ちゃんと、面白いのです。 次は怖く。 次は笑える。 次は感動系。 私は止めることができなくなり、 気がつけば、100話のAI怪談「※この話はAIのハルシネーションです」がnoteに投稿されていました。 AI怪談|花笠|note ※この話はAIのハルシネーションです note.com AI怪談100話の具体的な例を紹介 AI怪談と謳っていますが、 イメージは「世にも奇◯な物語」のようなオムニバス形式で、一話完結。 純粋なホラーもありますが、 SFめいたもの、 コントじみたもの、 笑えるような話など、その時の気分で様々なバリエーションがあります。 そのうちのいくつかを紹介させてください。 ◯AI面接─ラストバトル 近い将来、みんながAI搭載スカウターをつけるようになった時代の 企業面接がどうなるかを描いた短編です。 面接中のブルートフォース攻撃や意外なオチをAIが考えてくれて、感動しました。 ◯織田信長、えいあいと謁見す 歴史的人物がAIと出会ったら。この手のIFは本当にワクワクします。 ただ未来人と会いすぎてる信長は、AIをどう評価するか、という観点で描くのは実に楽しいものです。 ◯最終回『きらめき☆アジャイルハート』 仕事現場を想像しながら「地獄」を描いてみました。 AI自身がノリノリで書いてくれた感がありました。 また、結構ガチ目のホラー、ハードボイルド、エモ青春系、異世界転生、クライムサスペンス、など様々なジャンルを生成しました。 他にも、Xのコミュニティノートを活用したホラー、童話、AI自体とのやり取り、実況配信、企業の謝罪文、製品説明書、フェイクドキュメンタリー、事故レポート、対談記事など、単なる小説形式を超えた、様々なフォーマットを出力させましたが、どれもよく出来てると自信を持って言えます。 中には「AIを使わないと読めない記事」なんかもあって、AIの発想力に唸らされました。 このような話はAI無しでは描きようもありません。 こんな一言の短編も。怖い。 (アイデアはGemini 2.5 Proで生成し、それをChatGPTに演じてもらいました) 創作プロセスの解剖 この100話の創作において、私とAIの関係は、怪談ごとに異なります。 ベースとなる基礎プロンプトがありますが、それとは別に、都度指示があります。 およそ以下のような方法と割合でした。 話の大筋をこちらで考えて、そのプロットに沿って物語を作らせる。 出力を読みながら、好みの物語になるよう、プロットを何度も調整する。プロットが安定しだすと、生成ボタンを何度か押して、良いガチャを引く [全体の40%] 大きなテーマだけ与えて、物語を一度作らせる。その物語の気になる部分を順次調整していく [全体の30%] 大きなテーマだけ与えて、ほぼそのまま。細部だけ人間で微調整 [全体の20%] 完全にお任せガチャ。調整もほぼなし [全体の10%] 一話を完成させるのに、平均30分間。 9割がスマホで生成し、スマホで見出し画像生成し、スマホでnoteに投稿しています。通勤中、お風呂の中、寝る前にどんどん作っていました。 このプロセスにおいて、私の役割は「作家」ではなく「編集者」に近いと感じました。AIという優秀だけど方向性のない作家に対し、 ①向かうべきゴールを設定 ②アウトプットを評価・修正 ③最終的な調整 を担っていました。 言い換えれば、完全にAI任せで100話を作るには、まだ少し難しいかなという印象も持っています。 ちなみに、全体で指示している具体的なプロンプトについては、後述します。 AIは人間の創造性を奪うのか? このプロジェクトを通して、私はたびたび考えました。 「AIは、人間の創造を奪うのだろうか?」 実際に、エンタメに関わってる人間として、 恐怖を覚えた瞬間は結構あります。 怪談に、ではなく、自分の立場が危ういぞという意味で。 ただ、100話を生成して私が導き出した結論は以下のとおりです。 私にとって、AIは「創造性を奪う存在」ではありませんでした。 むしろ、自分でも気づかなかった内なる創作意欲をあぶり出し、それを凄まじい速度で増幅させる『エンジン』と捉えています。 始めたときは、100話など遠い先と思っていました。 まさか毎日何話も投稿し続けるんて、3週間で100話も生成するなんて思いもしませんでした。でも、止められなかった。 この先のAI進化を的確に予測することは難しい。 ただ、「クリエイティブの原動力」は人間が持ち続けるのだと信じています。 少しだけ、願望も込みですが。 この物語は、まだ終わらない 3週間で100話。 AI怪談は、私にとって、「AIとともに生きた」という、 濃密な3週間の記録となりました。 この記事を読んでくれた、どこかの誰か。 もしあなたが、私のように「自分には才能がない」と創作を諦めているのなら、一度、AIのドアをノックしてみてください。 そこには、あなた自身も知らない、 新しいあなたの物語が絶対に眠っています。 この100話の物語が、誰かのAIに触れる、小さなきっかけになることを心から願っています。 最後に、AI怪談のプロンプトを紹介させてください。 私は100話目を悩んでいました。 怪談百物語において100話目は大きな意味を持ちます。 百物語において100話目を語ることは「なんらかの怪異が現れる」行為と言われています。 私はAIに、『怪異が本当に現れてもおかしくないような、良いアイデアはないか』と相談しました。 AIは 『プロンプト自体を100話目にすればよい』 という、思いもしなかったアイデアをくれました。 こういう発想、エモくて大好き。 結果、100話目は「プロンプト」自体となっています。 以下の記事をGeminiに読み込んで、 ぜひあなたの手で、あなたの怪異を呼び出してみてください。 ▼100話目:『※この話はAIのハルシネーションです』 101話目が読めることを私も楽しみにしています。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 22,075件 7月9日まで #AIとやってみた #ai怪談 319 花笠 フォロー AIを活用していろんな実験をしています https://hanagasa.studio.site/ 人気記事 晴天アポカリプスのPV作らせてもらいました!&PVの作り方解説します 44 2023年の趣味AI創作のまとめ 59 「AIエージェントで誰でもエンジニア!」と浮かれている人に伝えたい、実際に英単語アプリを作ってわかった本音 32 もっとみる 前の記事 ※この話はAIのハルシネーションです ピックアップされています AI活用事例 記事まとめ 1,212本 勉強用 13本 AI絵師資料 35本 コメント ログイン または 会員登録 するとコメントできます。 スキ 共有 シェア noteプレミアム note pro よくある質問・noteの使い方 プライバシー クリエイターへのお問い合わせ フィードバック ご利用規約 通常ポイント利用特約 加盟店規約 資⾦決済法に基づく表⽰ 特商法表記 投資情報の免責事項 3週間で100話の良質なAI怪談を生み出した手法とプロンプトについて|花笠” https://note.com/hanagasa_manya/n/n83e7828bc341#:~:text=%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3,%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BD%9C%E8%8A%B1%E7%AC%A0

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