只今お手軽ホームページ制作大幅割引キャンペーン実施中!
今月開催予定セミナー情報

「生成AI×人の力」で進化するコンテンツマーケティング、投資家も唸る「FancyTech」の実力

“Skip to navigationSkip to content スタートアップ 「生成AI×人の力」で進化するコンテンツマーケティング、投資家も唸る「FancyTech」の実力 2025年6月7日 中国のAIスタートアップ「FancyTech(時代涌現)」は、2020年の設立以来、独自開発の画像・動画生成AIを使って、日用消費財や小売業界の顧客向けにAI生成による商品画像や動画を提供して、マーケティングコンテンツのスマート化と高度化を支援している。 同社の売上高は2024年に前年から倍増して1億元(約20億円)を突破した。取引先の数は1000社を超え、うちキーアカウントといえる重要顧客が半分以上を占めている。中国で次々に登場するAIスタートアップのなかで、FancyTechのように事業化で明確な成果を挙げている例はまだ少ない。25年も売上高の倍増を見込んでおり、3000万ドル(約43億円)に達する見通しだという。 今年2月には、シリーズB+で約1000万ドル(約144億円)の資金調達を実施した。至臨資本(GeniLink Capital)と既存株主の金沙江創投(GSR Ventures)が共同で出資を主導した。金沙江創投のパートナーで著名投資家の朱嘯虎氏は以前、FancyTechを「顧客のニーズに沿ったサービスを提供するPMF(プロダクト・マーケット・フィット)を追求する優良な投資先」と評し、「「サービスの完成度が非常に高く、すぐに収益化できる」と高く評価した。 FancyTechのサービスは使いやすく、1クリックで画像や動画をアップロードすると、約1分間で商品販売用のショート動画を大量に自動生成する。生成されたコンテンツは、1クリックでECプラットフォーム「淘宝網(タオバオ)」や動画投稿アプリ「TikTok」、中国版インスタグラムの「小紅書(RED)」など各種プラットフォームに直接投稿でき、効率と効果の両立を実現している。 FancyTechは、各プラットフォームで人気を集めているコンテンツを広く学習・収集し、AIを使って全く新しい動画コンテンツを生み出す。さらに膨大なユーザーデータを分析して、ブランドがユーザーのニーズに合った商品紹介のコンテンツを最適なタイミングで配信できるようにしている。 注目すべきは、多くのスタートアップがAIによる業務の自動化・無人化をうたうのに対し、FancyTechはあえて異なる道を選んだことだ。同社は現在、主に法人顧客に特化しており、サービスの核となるのは「AIによる生成効率の最大化」と「人間による統合管理の併用」による、高品質なコンテンツ提供だ。 同社の空界CEOは、AIだけで顧客の要望を100%満たすのは難しく、7割から8割の完成度では顧客は満足しないと指摘する。そこでFancyTechはプロジェクトに介入するスタッフの割合を増やし、スムーズな納品と高い顧客満足度を両立させているという。 具体的な業務フローとしては、顧客の要望を分析するカスタマー担当が中心となり、タスクをFancyTechのプラットフォーム上に集う複数のクリエイターやスタジオに振り分ける。クリエイターたちは、FancyTechの提供する基盤モデルや専門特化モデルといったEC向け素材生成ツールを駆使し、コンテンツを制作。プロジェクト全体の進行管理と納品後の品質保証はFancyTechが一貫して担当しており、納品物のクオリティを保証する。空界CEOは「私たちが提供しているのはツールではなくコンテンツそのものであり、評価の基準は常にその“質”にある」と語る。 こうした「人とAIの協働モデル」による事業運営は、商用化の面で高い実績を上げており、そのサービスはアパレルやスポーツ、メイク、3C(パソコン、通信機器、家電)、ラグジュアリー商品にまで広がり、顧客は1000社を超える。24年には、中国企業として初めて「LVMHイノベーションアワード」を受賞したことでも注目を集めた。 FancyTechは中国国内市場にとどまらず、米国、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、ブラジルなど10カ国以上で展開している。現時点で中国国内と海外事業の比率はおよそ7対3だが、年内にはこれを半々にしたいと考えている。 *1ドル=約144円、1元=約20円で計算しています。 (翻訳・36Kr Japan編集部) 36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。 原文はこちら セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け メールマガジンに登録 関連記事はこちら 中国の低空経済、市場規模30兆円へ 西部中心に無人機産業が加速 中国POP MART、LABUBU人気で時価総額6兆円超 創業者は中国10位の富豪に 中東・アフリカ地域のスマホ出荷、1〜3月は7%増 中国トランシオンが首位キープ 中国製RV減速機が台頭 ”日本独占”に挑む「智同科技」、60億円投じて生産拡張へ 関連キーワード AI生成コンテンツ 生成AI FancyTech 時代涌現 ショート動画 マーケティング EC 資金調達 コンテンツマーケティング 36Kr Japanは有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」 を始めます。 最新トレンドレポートを無料公開中なのでぜひご覧ください。 ランキング 中国POP MART、LABUBU人気で時価総額6兆円超 創業者は中国10位の富豪に 資産100万ドル以上の世界の富裕層、過去最高の2340万人に 日本は399万人で2位 弦を捨てたら売れた⋯Z世代に刺さった「スマートギター」、発売1年で驚異の売上高200億円 中国の自動車学校で「ロボット教官」活躍、1台で10人分の作業代替 合格率も向上 ポータブル電源で世界シェア2位に躍進。中国「EcoFlow」設立5年でユニコーンになったわけ(上) 最新記事 特集 2025年6月12日 中国の低空経済、市場規模30兆円へ 西部中心に無人機産業が加速 大企業特集 2025年6月12日 中国POP MART、LABUBU人気で時価総額6兆円超 創業者は中国10位の富豪に 大企業特集 2025年6月12日 中東・アフリカ地域のスマホ出荷、1〜3月は7%増 中国トランシオンが首位キープ 大企業 2025年6月12日 中国製RV減速機が台頭 ”日本独占”に挑む「智同科技」、60億円投じて生産拡張へ スタートアップ 2025年6月12日 中国の自動車学校で「ロボット教官」活躍、1台で10人分の作業代替 合格率も向上 特集 2025年6月11日 中国の消費財買い替え政策、今年の関連製品販売額22兆円超え  スタートアップ 2025年6月11日 中国発電動キックボード「NAVEE」、シリーズBで40億円調達 売上高は200億円突破 スタートアップ 2025年6月11日 「宙返りロボット」の開発者が率いる中国Lumos、エンジェルラウンドで累計40億円調達 人型ロボット量産へ スタートアップ 2025年6月11日 清華大学発「エンボディドAI」 未学習環境でも長時間自律稼働 米π0.5に匹敵 スタートアップ 2025年6月11日 移動できる小型AIロボットが「家庭進出」 中国発スタートアップ、設立半年で60億円調達 Read More おすすめ記事 36Kr Japan新サービス 有料コンテンツサービス始めました 中国最新レポート無料公開中 36Kr人気ライター 経済ジャーナリスト/法政大MBA教員/Yahoo公式コメンテーター 浦上早苗 中国アジアITライター 山谷剛史 「東京で中華を食らう」 阿生 中国車研究家 加藤ヒロト EV特集 AI特集 企業 アリババ Alipay HUAWEI Apple テンセント Wechat バイトダンス Tiktok iQYI Bilibili 百度 Netease 京東 拼多多 kwai Didi 美団 小米 Weibo TEMU SHEIN 人気キーワード 業界 EC モビリティ SNS ヘルスケア 金融 教育 OTA ホテル 動画 物流 ライフスタイル テクノロジー AI IoT VR 5G 自動運転 ロボティクス ニューリテール ビッグデータ ライブコマース 3Dプリンター ドローン 更新情報を通知 フォローする フォローする © Copyright 36Kr Japan, All Rights Reserved コンテンツの利用についてプライバシーポリシー Powered by ” https://36kr.jp/349565/#:~:text=Skip%20to%20navigation,Powered%20by

タイトルとURLをコピーしました