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生成AI(人工知能)アプリケーションをノーコードで開発できるプラットフォーム「Dify(ディファイ/ディフィ)」が注目を集めている。

“日本経済新聞 トップ 朝刊・夕刊 LIVE Myニュース ノーコードで生成AIアプリをつくれる「Dify」、大手企業が続々活用 コラム  2025年7月16日 5:00 [会員限定記事]           (出所:日経クロステック)  生成AI(人工知能)アプリケーションをノーコードで開発できるプラットフォーム「Dify(ディファイ/ディフィ)」が注目を集めている。現在、全世界で約500社の法人ユーザーを持つ。日本でも、リコーやサイバーエージェントなど大手企業が続々と社内活用を始めた。企業を越えた有志による勉強会も定期的に開催されている。 Difyは米ラングジーニアスが2023年に公開したオープンソースの生成AIアプリ開発プラットフォームだ。大規模言語モデル(LLM)アプリ構築、AIエージェント、AIワークフローの大きく3つの機能を持つ。AIエージェントや複雑なAIワークフローなど、LLMを利用するアプリやサービスを簡単に作成・運用できる。 日本法人であるラングジーニアス(東京・中央)のキジ・マルダン社長は「誰でもアイデアからプロダクトまで到達できるAIエージェントプラットフォーム」と説明する。  Difyの大きな特徴はノーコードで生成AIのアプリケーションを開発できる点(出所:日経クロステック) 25年2月にリリースされた正式版では全面的にプラグインアーキテクチャーを採用した。さらに同年4月のアップデートでは、AIエージェントが外部ツールと通信するためのプロトコル「MCP」に対応した。「他の様々なシステムと組み合わさることでさらなる効果を発揮する」(マルダン社長)という。 ノーコードで簡単にAIアプリ作成 Difyの最大の特徴が、ユーザーがプログラミングの知識を持っていなくても、ノーコードで生成AIアプリを開発できる点だ。視覚的に分かりやすいユーザーインターフェース(UI)を備えており、様々な機能を持つブロックをユーザーがつなげることで多様な生成AIアプリを簡単に作成できる。つまり、非エンジニアが自らの業務に最適なAIアプリをつくり出す「市民開発」に役立つことが期待できる。 RAGの流行がDify人気を後押し Difyが日本で人気になった理由がまさにこの点だ。Dify導入・活用支援を手掛けるジェネラティブエージェンツ(東京・港)の清水宏太AI Agent Innovatorは人気の背景として「UIのとっつきやすさ」を挙げる。近年は企業の生成AI活用の手段として「検索拡張生成(RAG)」が注目されているが、Dify ではRAGを簡単に構築できる点も人気を後押ししたという。 清水氏は「23年末〜24年明けあたりにインフルエンサーの間で最初に流行し、その影響を受けて一般ユーザーに広がった」と普及の経緯を語る。 ジェネラティブエージェンツでは有志で「Difyもくもく会」という勉強会を定期的に開催している。発起人の清水氏によれば、25年6月時点で約700人のユーザーが参加しており、Difyのアップデートや公式ブログなどの最新情報を学んでいるという。清水氏は「ファイルアップロード機能やプラグイン機能などの説明会は参加者が多かった印象だ」と語る。 25年2月に日本法人が誕生 Difyを提供するラングジーニアスも日本市場に注目する。同社は25年2月に初の海外拠点として日本法人を設立した。マルダン社長は「ジャパンファーストで取り組んでいる」と日本市場への意気込みを語る。 マルダン社長によると、23年にDifyの提供を始めた時点で日本の大手家電メーカーからエンタープライズ向け製品の要望があったという。「当時から日本市場でヒットしているという実感があった」(同社長)。同社長は「日本の製造業には、インプット(材料・指示)からアウトプット(製品・成果物)までのプロセスを厳格に定義・管理するという文化が根付いている。 IT(情報技術)や業務システムにおいても同様に、手順の再現性と処理結果の一貫性を重視する傾向が強い。Difyはその価値観に合致し、視覚的なチャットフローやワークフローで処理を構造化できるうえ、入力・出力をテンプレート化して結果を安定化できる」と話す。 ブロック配置で簡単にRAGアプリを作成 実際にDifyの操作は簡単だ。まずアプリ作成時は、Difyの管理画面から「新規アプリ作成」を選び、「チャットフロー」「チャットボット」「テキストジェネレーター」など、用途に応じた形式を選択する。例えばチャットフローは、複数の質問や処理ステップを段階的に組み立てる本格的なAI対話アプリに適している。 編集画面では、フロービルダーに「ユーザー入力」「条件分岐」「AI応答」などのブロックをドラッグ&ドロップで配置し、矢印で接続する。これだけで会話の流れを設計できる。例えば「社内問い合わせ対応ボット」を構築する場合、ユーザー入力に続いて「質問分類」ブロックを設置し、「出張」「福利厚生」「その他」などに分岐させる。 それぞれに対する応答ブロックには、出張規定や制度案内など、業務に即した回答文やプロンプト(指示文)を設定する。各ブロックで利用するLLMは、「GPT-4o」「Claude(クロード)」「Gemini(ジェミニ)」などから目的に応じて簡単に切り替えられる またナレッジ機能を使うことで、PDFやエクセル、Notion(ノーション)、ウェブページなどの資料を読み込ませ、AIがそれらを参照しながら回答するRAGアプリも簡単に構築できる。ナレッジの更新はワンクリックで可能で、複数アプリにまたがってすぐに反映される。 テスト実行ボタンで動作確認を行い、必要に応じてプロンプトやフローを修正すれば、すぐに社内展開やアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)公開が可能になる。共通処理は「ワークフロー」としてモジュール化し、再利用が可能だ。Difyはこうした高い生産性を持つ。現場主導での業務改善に寄与する、実用的な生成AIアプリ開発プラットフォームといえるだろう。 (日経クロステック/日経コンピュータ 永田雄大) [日経クロステック 2025年6月16日付の記事を再構成]  日経クロステック IT、自動車、電子・機械、建築・土木など、さまざまな産業分野の技術者とビジネスリーダーに向けた技術系デジタルメディア。日経読者なら割引料金でご利用いただけます。 詳細・お申し込みはこちら https://info.nikkei.com/nxt/subscription-nk/          関連リンク 日経BPの関連記事 Dify導入で月200時間の業務削減効果も、サイバー・IIJ・町田市の取り組み 一手間加えてDifyの実力を引き出す、GMOペパボ・カカクコム・リコーの挑戦 RPAとは根本から異なるDify、日本の製造業が持つ「深い思想」と高い親和性 技術とビジネスの最前線を伝えるデジタルメディア「日経クロステック」 関連トピック トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。  情報通信・ネット  日経クロステック  AI こちらもおすすめ(自動検索) 生成AI、先進20社にみる活用法 セブンは外部委託費8割減 3月5日  企業運用の生成AIにサイバー攻撃リスク 学習モデルが標的に 5月13日  みずほFGの自社特化型AI、新人研修資料で「らしさ」学習 3月13日  建設業務のAIエージェント、施工計画書を数分で作成 2月28日  関連企業・業界 企業: #サイバーエージェント #リコー 関連キーワード #LLM #ユーザインタフェース #MCP #インターフェース #プラットフォーム #清水宏太 AI推薦 トピック : 量子技術 量子計算機でも解けない暗号、米国は35年に切り替え 準備急ぐ必要 14日  トピック : ビジネス・クリップ ホテル高い、交通費も高い 旅費を抑えたい時に役立つ14選 14日  この時間の人気記事 自公大幅減で過半数微妙、国民と参政が躍進 参議院選挙・終盤情勢 15日 22:00  この時間の人気記事 参議院選挙「日本人ファースト」割れる反応 東京で既成政党VS新興 11:50  速報ニュース 12:58 米、小国への関税10%超 トランプ氏「近く公表」 12:58 東証後場寄り 日経平均は前日終値近辺で小動き AI関連に物色 12:47 上海株前引け 小幅続落、国内景気に懸念 米中交渉の期待は支え 12:40 更新 参政党、ロシアの選挙介入疑惑巡り混乱 候補がロ政府系メディア出演 12:39 シャープに損害賠償1000万円求め控訴 都内企業がスマホ特許巡り アクセスランキング 13:00 更新 中国、アステラス製薬社員に懲役3年6カ月 スパイ罪で判決 ヴィトンやティファニー、地方百貨店撤退相次ぐ コーチが頼みの綱 亡国のロボット戦略とレアアース 中国への対抗、失敗の連続から脱却を 自公大幅減で過半数微妙、国民と参政が躍進 参議院選挙・終盤情勢 参議院選挙「日本人ファースト」割れる反応 東京で既成政党VS新興 UCバークレーの人気講義を読む NIKKEIリスキリング  「天丼てんや」を支える創意工夫とは BizGate  安心安全を担ぐ防犯対策バックパック  未来ショッピング  2025 出身大学別年収ランキング  日経転職版  セレクション 未来面「あなたと社会のウェルビーイングを高めるために何をしますか?」 日本特殊陶業・川合尊社長の課題(7月7日) 日経優秀製品・サービス賞2024 グローバル市場に挑戦 35点を紹介 NIKKEI ニュースレター 日経電子版が提供するニュースレターサービス「NIKKEI Briefing」などのご登録はこちら BSテレ東 「NIKKEI NEWS NEXT」「NIKKEI 日曜サロン」編集委員・記者らがニュースを解説 トレンドウオッチ 新着 注目 ビジネス ライフスタイル 日本経済新聞社の関連サイト 日本経済新聞社について 日経電子版について サイトポリシー サイトマップ 利用規約 ヘルプセンター よくある質問 訂正・おわび 著作権 リンクポリシー クッキーポリシー 外部送信 プライバシーセンター 電子版広告ガイド 法人のお客さま Nikkei Inc.No reproduction without permission.” https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC015Z90R00C25A7000000/#:~:text=%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A3%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%81%8C-,%E6%B3%A8%E7%9B%AE,-%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B

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